レッツ ブリリアント 2019/04 第76号
発行者
精神障碍者社会復帰施設
特定非営利活動法人(NPO法人)ブリリアント 施設長 曽我洋秀
住所 〒 441-8145 豊橋市駒形町字坂口56番地
TEL 0532-46-0033
FAX 0532-46-0163
URL http://brilliant-gh.sakura.ne.jp/
イチローの引退
平成も終わり、東京ドームでの最後の試合、感動した瞬間でした。彼は、愛工大名電時代から、ずっと続けている習慣があります。毎日15分間の素振り、これは素晴らしい事です。体が自分の思い通りに動く、これはしっかり神経の発達を促すことです。最近の脳科学では、入力と出力が1対1になる事が大切だと言われています。それは繰り返すことで行われ、さらに繰り返すことで早く間違いなく動く様、強化されるようです。彼のインタビューの中で感じた事は、野球が好きだと言う事です。やはり感情が入った記憶はしっかりと脳内に固定されます。虐待などは、トラウマになってしまいます。とんでもないことですが、彼に見習って、楽しい感情を抱きながら、ブリリアントでの良い習慣を癖づけ卒業・自立して行かれる事を望みます。ありがとうございました。
引きこもり110番
最近テレビや新聞で、よく取り上げられている社会的問題に、「80-50問題」すなわち80歳代の老齢の親が50歳代の引きこもりの子供の面倒をみなければならないといったことがあります。また、40から60歳までの年齢の引きこもり人口が61万人もいるとかいう話もあります。私も引きこもりからの自立の支援を始めて20年くらいになります。お困りの方があれば、ご相談にのります。
NPO法人ブリリアント 施設長 曽我洋秀 まで
老いるということ:「運び屋」を観て
ちょっと前に、叔母と「ねことじいちゃん」という映画を見に行って、映画館に貼ってあったポスターでこの映画のことを知った。え! あのクリント・イーストウッドが再び監督・主演を務めるのか!と驚いた。それ以来、予告編、新聞広告、などのメディアからの情報は一切絶って、楽しみにしていた。
3/26の仕事帰り、叔母と待ち合わせてついに観ました。内容はここでは書きませんが、実に素晴らしい映画でした。ぜひ皆さんも映画館やDVD、ネット配信などでご覧ください。お勧めです。
クリント・イーストウッドの若い頃の出演作と言えば、僕と同年代の方なら、荒野の用心棒、夕日のガンマンなどを思い浮かべられるかもしれません。彼がその人気と名声を不動のものにしたのは、ハードボイルドの刑事物、ダーティハリー・シリーズではないでしょうか?
彼は、若い頃から監督も務めており(兼主演も)、1971年には「恐怖のメロディ」という1本でメガホンをとっています。2006年には太平洋戦争における硫黄島を題材として、『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』の2部作を監督しています。
さて、最新作「運び屋」ですが、2018年の監督・主演作であり、日本では今年の3月に封切りとなりました。制作時にイーストウッドは88歳。そのたぐいまれな体力と気力、そして多くのスタッフを率いて1本の映画を創り上げるというリーダーシップを発揮しています。2010年に「グラン・トリノ」を監督・主演して以来のことです。僕はあの映画も見ましたが、10年の年月を経て、今作ではさらに老け込んだというか、老境を極めたと言ってもよいほどの風貌になっていましたが、その存在感と見事な演技は健在でした。
映画や絵画、彫刻、陶芸などさまざまな芸術の素晴らしいところは、観る人の心をとらえ、感動させ、そしていつまでも残るということです。僕は芸術家ではありませんが、何か自分の人生のなかで、残せる物を創り上げたいものだと、この映画を観て感じさせられました。
三河木綿
3月23日(土)。蒲郡博物館で三河木綿の手作り作品展が開かれていました。何か見たいものがある?と聞いて三河木綿の展覧会に行ってみたくなりました。
綿花をその土地で育て摘み取った綿花を手で動かす機械で糸にし、植物やお茶などで染めて乾かして機織り機で反物にすることを見させていただきました。
2階の昔の暮らしや道具が展示されている部屋に行き、三河木綿のことに向き合いました。三河木綿の会で活動しているひとは私たち以上に苦労してそれで生み出した作品を発信していることを痛感しました。私が生み出している人の苦労を忘れてしまうと三河木綿を好むことも愛することもできないと思いました。
こんなことに関心を開くことがこの時までになってしまうと寂しくなります。それだけ私は幸せに人生を歩みたいと思います。
初めまして
私は小柳津昇久と申します。ブリリアントに入って、掃除、犬の散歩、その他(奉仕活動など)を積極的に行っていきたいです。よろしくお願いいたします。
54歳になった最近の私 2019年3月
最近私たち夫婦は平和です。私が一番変わったのは、夫としての理性的・論理的な思考で妻の晴美を縛って冷たく当たってきたことをやめ、私自身の感情も認めてやさしく、感謝の気持ちで考えることができるようになれたことです。すれ違い時間で行動していたのもやめて、なるべく共同で時間を過ごすようにしました。買い物、食事、風呂、通院など大きな時間は一緒にいます。
一緒にいると優しい気分が満ちてきます。8年かかりました。この境地に至るまで。最近辞めたことは、私は現役学生の時、センター試験高校数学で200点満点だったこともあり、また、名古屋工業大学で取得した、工業高校の教員免許を持ってもいるので、結婚してからも数年間毎日勉強してましたがもう役に立たない専門知識は捨てるようにしました。高校数学を武器にすることをやめ、人間としてせめて妻に対してだけは大事な人間になりたいです。参考書はたくさん買いましたが棺桶の中に入れてくれればいいです。
一方、趣味のオーディオは機器がほぼ完成の域になっていまして・・・と思っていましたが、スピーカーなどは、ユニット本体やネットワーク素子が経年劣化しており、3年前から第5次にわたる改造修理をしてきました。左と右にある機械なので改造修理費が2倍かかるのが頭痛のタネでした。
54歳という年齢は大事な耳も24時間の耳鳴りや軽度の難聴を引き起こし、特に高音ほど感度が落ちてきていまして、30代40代の時の設定では曇った悪い音に聞こえてきて来ますので相当無理やりシャカシャカした音にしています。私には心地よく聞こえますので満足しています。
y-mobileインターネットがやっと入ったのでfoobar2000(1.4.3)を使ったパソコンミュージックにも手を広げ、CDをパソコンに録音し、外付けハードディスクにため、毎日好きなリストを考えて即興で自由に聞いています。
ソニーがやたらと言っている "音楽CD のハイレゾ化" と同じことをコンピューターに任せて、音楽CDのPCM系のFlacファイルはすべて192khzで再生させています。あとスーパーオーディオCDのDSD系ファイルは5.6ⅯhzまでNATIVE再生しています。
あとはお金があればMORAサイトからハイレゾ音楽ファイルのダウンロードをして楽しんでいきたいと思っています。ブリリアントの伊藤剛さんにはコンピューター設定で大変お世話になりました。ありがとうございました。
これからの私ですが、やはり老化による病魔に襲われながら生活保護の受給者として貧しく小市民をやっていくのだと思います。ブリリアントの施設長でもある曽我先生に何度も鍼や灸で助けてもらっています。ありがとうございます。弥生病院の整形外科のDrは私の変形性膝関節症にショウガが効くことを知らなかったですが、私は曽我先生を信じて今日も大ショウガを100g食べました。ただ、1か月で効果が見られなかったので実は今日ヒアルロン酸注射を受けました。
28歳の時会社(工場)でおかしくなった私は救急車に運び込まれるとき幻聴が聞こえました。 「一生病気で生き恥をかきながら、心ある人間として生きることをやり直しなさい」というのがそれからの私の道筋付けだったようです。あと何年生きられるかわかりませんが、というのも3年後の健康生活を思うと自信がないからです。ただ妻を大事にして嫌な思いはさせない・しないように生きていきたいです。何かあるたびに、まずブリリアントのお世話人の内田里枝さんに電話相談させてもらっています。ありがとうございます。
さて最近では健康思考の食事に取り組み、コメを食べる量を半分以下、(麦入りです)、肉はヒレ、ムネだけです。野菜はスープにします。EPAやDHAのたくさん入った鯖缶も一日1個は食べてます。酒も止めています。γーGTPと体重の正常化の努力はしています。私は豊橋市新栄にある作業所まで電動自転車で通っています。上り下りが多く平坦な道ではないので程よい運動になります。晴美は豊橋駅まで自転車で通っています。夫婦二人で取り組んでいます。健康数値が少しでも良くなると二人で喜びます。いいライバルです。
これまで私と晴美を見守って下さった皆様には心より感謝しています。ありがとうございます。そして有難うございました。これからは何でも致しますので使ってください。元気なうちに感謝の気持ちをお返ししたいと思います。
よろしくお願いします。
新元号
4月1日に新元号が令和に決定しました。昭和の和の文字が有ったので内心ほっとしました。戦争のない時代が来ることを願っています。ブリリアントの畑は冬の間に深屈をして落ち葉、モミガラ、米ぬかなどを入れて新たにゴボウの種をまきました。ゴボウを育てるのは初めてなので楽しみにしています。
3月です。春です。
3月です。春です。桜が見られるのでこの季節は好きです。一番好きな花です。コレを書いているのは3月です。新元号はまだ発表されていません。個人的には文字がキレイでひびきの良い元号にしてほしいです。
映画はDVDで見るより映画館で見たい派です。小説よりマンガ派です。ネットゲームよりテレビゲーム派です。
話がガラリと変わりますが振り込めサギには十分注意してほしいです。電話が来ても聞くだけ聞いて電話を切って無視しましょう。現金、クレジットカード、預金通帳等の言葉を相手が口にしたらサギだと疑うといいです。日々手口が巧妙になるのでダマされて大金を振り込む人が後を絶ちません。相手の言葉をうのみにして大金をうかつに振り込むことは絶対にしないで下さい。
レッツブリリアントNo.75を読んで
亡くなられた内田貴士さんのその後は中日新聞で当日読みました。地方版のトップ記事でしたね。鶏インフルエンザによる被害、ウズラ肉の販売活動、ウズラの飼育法の確立など、苦労を乗り越え事業を開拓して来られたんですね。多くの仲間に支えられ軌道に乗った事業が志半ばで亡くなられたことはとても残念だったろうと思います。
息子さんが亡くなられたこの一年は短かった、と言われるのはあれこれと忙しく動かれたからかと思います。「ばあばの願いは、お孫さん2人を間に家族の絆が強くなった様子が書かれています。息子さんも喜んでいるのではないでしょうか。孫からもらった元気に応えよう、お嫁さんと楽しくやって行こう、とする理事長さんの姿が目に浮かびます。
ボランティア活動で高齢者施設を訪問し利用者さんからお話を聴かせてもらいますと、「わたしの子供は男ばかり3人、女の子がほしかった! 娘がいないのはちょっと寂しいと言われる方が見えます。女の子だったら、大人になれば着る物のこと、お化粧のこと、また、料理のことなど、共通の話や相談ができるから。男じゃダメなのよ、こういうことは、とおっしゃいます。今、お嫁さんとはそんな関係なのでしょうか。
宇野晴美さんの「妻の本分」。得意でない家事から妻の本分を果たしていない、と厳しく反省する姿勢はすごいですね。私にはできません。二人で料理教室に通い、これからは私が夕食を作るよう努力すると決意した、素晴らしいと思います。「私は結婚して40年余り、夫婦ともに70代です。経験は重ねて来ましたが「円満夫婦」の100点満点とはいきません。80点ぐらいでしょうか。若い時より喧嘩は少なくなりましたがまだまだ課題を抱えた発展途上の夫婦です。ボランティア活動を通して学んだことがあります。傾聴に「受容」というスキルがあります。受容というのは、「相手の話をありのまま受け止める」という聴き方です。分かりやすく言うと、「相手の話を否定しないで好意的に肯定的に受け止めて聴くということです。「相手(夫や妻など)の非を責めるのではなく、相手の考え、思いを「ああ、あなたはそのように考えているんだね~」と否定せずに受け止める聴き方です。
私も家内の話を聞いていてときどきムッとすることがあります。でも最近はあまり怒らなくなりました。「いろいろな考えがあるんだな~」と思えるようになったからです。足りないところを「補い合うそんな夫婦でありたいと思います。言うは易く行うは難し、私も努力中です。
ギャンブルで浪費する、酒を飲んで暴力を振るう、そんなことがなければ取り敢えずヨシとするしかないか~、と自分に言い聞かせているこの頃です。
相談をされた理事長さんから頂いた「感謝」という言葉、大事ですよね。夫婦健康で食事をおいしくいただける、ありがたいことだと思います。
~みんな みんな 順番ね~
春のお花が順番に色づいて~黄色の菜の花 ピンクや赤色の椿 薄紫色の木蓮 白色のハナニラ 赤やピンク色のぼけの花 赤白黄色のチューリップ そしてそして桜の花。
春の訪れ~自然の息吹を感じながら過ごす日々~。
小鳥のさえずりや雨だれの音、お空を見上げれば、晴れたり曇ったり。雨もあれば風も吹く。お日様の陽射しにほっとやわらぐ心と身体。夜のお空では、お月様はず-っと変わらず、満月~新月を繰り返し共にいてくれる。
ここ数年の疲れが蓄積していることを感じる今年の春~。
こうして、自然の息吹を感じながら、移り変わりに目を向けて、耳を傾けていると、いつのまにか、たくさんの命と共にあることを思い出す。
お花は、それぞれに時がおとずれ、さまざまな色でリズムで順番に花開き、花は花としてのお役目を成し命をつなげている。順番に~なんだよね~。
人間も同じだなあ~。いつもいつも花開いているわけでもなく、いつもいつも輝かしい日を過ごしているわけでもなく、お月様と同じように、心も体も 移り変わりを繰り返しているんだね~。
だから わたしも お花と一緒 お月様と一緒
お空の雲さんは 日々 色が違い 形も違い 風さんに流されて
ずーーーっとむかしから 一度も同じ雲はないんだよね~
心地よいのが一番いいけど。。。そればっかりじゃね。。。歓びもあれば、哀しみもあれば、明るい顔もあれば、沈んだ顔もある。こころもそんな繰り返しをしながら、人は人としてのお役目を成しながら大切な何かに気づくために、大きく成長をしながら命を繋いでいるのかな~。
そう~順番にね~。
昨日はわたし、今日はあなた、明日はあなたね、順番に~順番に~♪
あなたの花が開いて輝くとき、傍らで、にっこりしていられるわたしでいたいな~。自分の今の姿と比べるのではなく、たくさんの命に感謝しつつ、いつかまた花開き、輝くその時が訪れるまで、和顔と愛語を忘れずに~(*^_^*)
レッツブリリアント4月号は、こんなことを思いながらの寄稿となりました。
ブリリアントのみなさまとの出会い、ご縁に感謝して、今年度も心と体、健やかに、にっこりと みなさまと共に歩ませていただきたいと思います。
私のモットー
私が生活している上で一番大切にしていること。それはストレスをためないことである。
気にかかる事があったらその日のうちに解決する。一番いいのは話を聞いてもらう事だ。自分の身近にそういう親切な人がいることは幸せなことである。
寮生達の事でアレコレ考えると眠れなくなってしまうことがある。
「注意したいが言ってしまっていいだろうか......。」
それが頭の中をグルグル回り出すともうダメだ。そんな時は夜中でも起きて張り紙を貼る。
「何々をしないこと!!」
そうするとホッとして頭が軽くなりスーッと眠りにつく。おかげでブリリアントの壁は張り紙だらけだ。
そのほか、ストレス解消には趣味に没頭することもいい。楽しいことで気分転換だ。歌ったり踊ったりは精神衛生上とても良いと思う。健康的でもある。
おかげで私は風邪を引いて寝込んでしまったということはホトンドない。きわめて元気だ。
生前、主人は私のことをよく「お前は極楽トンボだ。」と言っていた。バカ丸出しと言いたかっただろうが私は私でコレでも努力していたのだよ。
行事報告 平成31年2月~3月
2月
2/2 (土)畑の仕事、家の回りの片づけ
2/3 (日)節分(豆まき)、太巻き寿司実習
2/9 (土)呼吸サークル(文化会館)
2/16(土)たけのこカフェ
2/20(水)「ブリリアント」慰問(デイサービス すみれ)
2/23(土)「ブリリアント」慰問(アサヒサンクリーン)
2/24(日)曽我先生カウンセリング
2/28(木)誕生会(白井、渡邉、一恵、曽我、北川)
3月
3/3 (日)ふれあい講演会(あいトピア)
3/9 (土)呼吸サークル(文化会館)
3/13(水)「ブリリアント」慰問(たけのこ)
3/16(土)「ブリリアント」慰問(豊橋ケアセンター)
3/23(土)佐溝コレクション見学(蒲郡博物館)
3/24(日)曽我先生カウンセリング
3/30(土)太鼓の練習(さくらピア)
ブリリアントにご協力いただいた方々
立岩清様、北川藤良様、鋤本恵美様、澤田竜弥様、杉浦依和夫様、宇野和男様、森下昌洪様、曽我洋秀様、佐溝力様、山口京子様、井上浩様、高柳利道様、菅谷君男様、豊橋善意銀行様、カリオンビル様、豊橋市社会福祉協議会様
ブリリアントにご寄付下さった方々
森下博香様、佐藤勝紀様、佐溝力様、天野裕子様、立岩清様、曽我洋秀様、鈴木静子様、北川藤良様、石井一幸様、山本小夜子様、田中操様、矢治悦子様、安間道貞様、豊橋ケアセンター様、デイサービスたけのこ様、黒崎直子様、豊橋善意銀行様
いろいろとご協力、ご支援ありがとうございました。
編集後記
冬から春にかけては油断しちゃえばいいのではない。来年のこのぐらいの時期を迎えたら風邪対策をしたい。
この春はグループホーム事業の指定更新やNPO法人の会計処理の仕事で大忙しです。連休前には一度、魚釣りに行きたいです。
向山緑地に夜桜を見に行きましたが、駐車スペースが無くてあきらめました。翌日ドライブがてら勤労福祉会館や向山大池、牛川の桜並木などの花見ツアーをして満足しました。