• お話し会
• 一泊旅行
• 誕生日会
• ブリリアント祭り
• 月例　呼吸法教室
• 月例　ヨガ教室
• ブリリアントのウコッケイ

お話し会

　毎週木曜日の夕食後、ＰＭ６：３０くらいからお世話人で鍼灸師の曽我洋秀先生を中心として行って います。お話し会は、初代寮長であった故鈴木光雄さんが当時“アルコール依存症”で断酒会に入っていまして、その断酒会で行っている例会がとてもいい成果を上げているというのでブリリアントでも取り入れることにしました。丸く輪になり、それぞれ順番にお話をしていきます。テーマを決める事もあり自由の時もあり、話す時間も様々で１言２言で終わる人もあり、３０分くらい話す人もいます。他の人は口をはさまずただ、じっと聞きます。それがルールです。また、お話し会で聞いたことを、他の場所で話さないこともルールです。一通り回り終わると後はフリートークの時間です。いつも白熱します。２時間くらいあっという間に過ぎてしまいます。話す事により、おのおのの心の中にたまっていたものを吐き出し、ストレスが解消します。いろいろな人の意見を聞く事により頭の中が整理されます。ブリリアントでは寮生の年齢が様々なので、とてもいい成果が出ています。

寮生や世話人さん以外に一般の方々の参加も時々あり、ますます良い空気が発生しています。参加希望の方はぜひ電話 0532-46-0033 までご連絡下さい。ゲストの方で、こんなテーマでお話しをしたいな、という方がいらしたら、ぜひおっしゃって下さい。寮生の暮らしぶりが聞きたいとか、当事者の思いを聞きたい、などでもけっこうです。また、病気で悩んでみえる方、抱えた悩みを聞いて欲しい方、ぜひお越しになって打ち明けてください。

　ご希望の方には夕食（無料）も用意できますので、二・三日前までにお知らせください。

一泊旅行

　一泊旅行は、寮生の毎月の積み立て貯金を一年分合算して、全員でワゴン車に乗っていろいろな観光地を巡り、民宿やホテル、ロッジなどに一泊するものです。ホテルのテニス場を使って遊んだり、カラオケを２時間楽しんだりとか（この時はスターダストでのコーラス体験が役立つよ）２次会といって、しりとり歌合戦や、トランプなどを楽しみます。旅行の時には普段言えないうっぷん晴らしが出来ます。アルコールはだめだけどジュースは持ちこみで好きなだけ飲めます。自動車で行くので宿泊施設への行き帰りにいろいろな名所・旧跡・史跡などを訪れることが出来ます。

詳しくは、レッツブリリアント第69号「最高だった富士山麓周遊一泊旅行」等をお読みください。（平成29年版）

誕生日会

　毎月、その月に誕生日を迎える人がいるときには、誕生日会を開いています。夕食は街中の料理店、ファミレス、回転寿司などでごちそうをいただきます。そしてブリリアントに帰ってきてから１時間ほどトランプゲームを楽しんだり、将棋を指したりします。いよいよ午後８時半になると、ケーキタイムです。いつも支援していただいている洋菓子店の「レスポワール」さんで買ってきた誕生日ケーキには、誕生日を迎えた人の名前がチョコのプレートで飾り付けてあります。ローソクを吹き消して、ハピーバースデイの歌を皆で歌い、世話人さんが切り分けてくれたケーキを美味しくいただきます。

ブリリアント祭り

　広く地域住民の方々に精神障碍者というものを理解していただくために、 毎年１１月の第２日曜日に町内の駒形公民館を借りて行っています。平成５年のブリリアント開設以来、ほぼ毎年行っており、平成２８年の第２３回ブリリアント祭りでの出し物は、和太鼓グループ「希望」の皆さんと寮生のコラボによる和太鼓の演奏、飛び入り歓迎のカラオケタイム、寮生のコーラスグループ「スターダスト」の合唱、佐溝力さんと「ポケット」の皆さんによる歌とオカリナ演奏のコラボ、フラダンスショー、シャンソンピアノ演奏、シャンソン歌唱、フラメンコギター演奏とダンス、輪投げゲーム、アロマオイル・ハンドマッサージ体験、小物づくり体験、佐溝力さんの「ヒロッタージュ展」などでした。

　当日の受付では空クジなしのくじ引きがあり、さらに各障害者施設主催のバザーがあったり、ブリリアントでも支援者の皆様のご協力により模擬店を出しています。カレーライスや、ウズラの焼鳥、フライドポテト、ヤキソバなどが販売されます。当日は地元の人達も交え３００人以上の人たちでにぎわいます。秋のブリリアント祭りを楽しみにしてくださっているファンが大勢います。運営に当たっては、支援者の方々、豊橋善意銀行からのボランティアの皆様方、高校ボランティア部の皆様方などの暖かいご協力のもと、毎年開催することができております。

　カラオケ出演ご希望の方は電話 0532-46-0033 までご連絡ください。お待ちしております。

月例　呼吸法教室

　呼吸法教室は、講師の澤田先生による指導の下、毎月一回第一土曜日に、豊橋市文化会館の和室を会場にして行われています。午後６時から約１時間半にわたり、「スムーズに息を吐いて、自然に吸い込む」ことを基本にしながら各種メニューを行います。畳に横たわりながら、体の隅々から全体に至るまで意識を巡らせながら静かに深い呼吸をします。次にお腹にある「丹田」に意識を向けての呼吸を座って行います。さらに、左右の鼻の穴を押さえながら、速いペースでの呼吸も行います。これは脳の活性化に役立つとされています。続いて２人一組で、胸の筋肉や背中の肩胛骨に沿った部位のマッサージをします。これにより、体の力が抜けてリラックスでき、より自然で深い呼吸が可能になります。毎回教室が終わりになる頃には、体がポカポカして、温かくなった印象があります。呼吸法を続けることで、心身共に健やかになると感じられます。

ブリリアントでは、澤田先生の呼吸法を、夕食後のラジオ体操の時間に取り入れ、実践しています。

月例　ヨガ教室（現在は休止中です）

　ヨガ教室は、毎月一回、夜６時半から２時間ほど、講師の杉浦先生を中心に、寮生全員と世話人さんもいっしょになって地下室にて行なわれます。地下室の床はコンクリートで冷たいので、厚いベニヤ板を並べて敷き、さらに毛布を敷いて行ないます。

　最初はヨガの基本的なポーズですが、だんだんハードなポーズへと進むので、体のあちこちがつりそうになったり、実際痙攣してしまう人も出ます。でも、杉浦先生の分かりやすく面白い解説と共に、和気あいあいと進行していきます。

　ヨガは毎月テーマがあり、痩せるヨガ、病気を治すヨガなど、テーマに沿ったポーズが次々に展開します。

　ヨガを始める時には寒く感じるような日でも、ヨガが終わる頃には汗ばむようになっています。じっとしているようでもかなりの運動量があるようです。

　ヨガの締めくくりは、照明を消し、一本のローソクを中心に車座になって行う冥想です。ほのかに揺れる光を見ていると、すーっと精神が集中してくるのがわかります。

　ヨガの後は、食堂に集まって、お茶とお菓子で歓談します。杉浦先生の楽しいお話に、あっというまに時間が過ぎてしまいます。

　このように、月１回のヨガ教室は、ブリリアントに無くてはならないイベントであり、皆楽しみに待っています。

ブリリアントのウコッケイ

　寮長の鈴木光雄さんの「ニワトリを飼いたいなあ。」という一言から、主人が 「よっしゃ！！」ということになり、さっそくニワトリ小屋を作る事になった。 基礎から土台作り、全部主人の手作り。１ヶ月ほどかかって立派な鶏舎が出来あがった。平飼いで卵は巣箱に産むように作られてある。 ７月のある日ヒナが入った。よく見るとどうもニワトリと違う。頭にフワッとした帽子をかぶったようなかわいい鳥が白いのと黒いので合わせて３０羽くらい入っていた。これがウコッケイという鳥らしい。小屋の真中で仕切られ、片方は白、もう片方は黒という風に分けられていた。

　毎日光雄さんが餌をやり、水をやり、かわいがって育てていたが、８月のある日事件が持ち上がった。雄のウコッケイが鳴き出したのだ。今まではヒヨコだったのだが、どうも成人したらしい。１羽だけではなく、１羽が鳴くと違う仲間のウコッケイが反応すると言う具合で、朝昼区別なく、ちょっとしたダミ声で「ゴゲゴッゴー！！」「ゴゲゴッゴー！！」と叫ぶ。急にブリリアントはさわがしくなった。寮生もオチオチ寝ていられない。気の早いヤツは朝３時頃からこのあいさつだ。寮生から寝不足の苦情が出だした。主人に「困ったよ。」というと「鳴くヤツから 食ってしまえ。」ということになり、さあ、誰がウコッケイを絞めるのか問題になった。「俺いやだよう。」「俺もいやだよう。」そこへ光雄さんの登場。「よし。わしが絞めてやろう。」その役を買って出たのはいいが、いざという時に小屋から外へ逃がしてしまい大騒ぎ。結局、光雄さんとネコのシロのはさみうちで無事ウコッケイの親分を取り押さえる事に成功した。ネコのシロも大活躍だったらしい。光雄さんの手にかかり親分はあわれな姿となって台所のまな板の上。彼の手さばきもよろしく、ぶつ切りの肉となった。

　皆さん知っていますか？ウコッケイは骨も肉も黒いということを。 本当に黒くてビックリ。その日の夕食はもちろんウコッケイのシチュー。味はあっさりしているけど旨味が出ていてとてもおいしかったよ。体にも良い健康食品らしいです。