レッツ ブリリアント 2011/07 第45号
発行者
精神障碍者社会復帰施設
特定非営利活動法人(NPO法人)ブリリアント 施設長 内田 貴士
住所 〒 441-8145 豊橋市駒形町字坂口56番地
TEL 0532-46-0033
FAX 0532-46-0163
URL http://brilliant-gh.sakura.ne.jp/
マダム芳江人間コンサートにご協力下さりありがとうございました
このたび、私、内田貴士が、父に代わりましてグループホームブリリアントの施設長を務めることになりました。これからいろいろと勉強していくつもりですので、皆様どうぞよろしくご指導お願いいたします。
さて、さる5月21日(土)、豊川市のフロイデンホールにてマダム芳江人間コンサートが行われました。心配していた500席もあふれんばかりの人でうまり、会場は熱気で包まれました。マダム芳江先生のシャンソンやタンゴはもちろん素晴らしかったのですが、トークは東日本大震災があったことでより意味が深く味わい深いものとなりました。寮生たちのミュージカルも会場のお客様の暖かい空気に包まれ、先生の目指す「会場と舞台とが一つになる」ということが実現したような気がします。また、アルゼンチンタンゴのダンスの華やかさもあったりして、2時間のコンサートがあっという間に終わってしまったようです。これも皆様のご支援・ご協力があればこそです。本当にありがとうございました。
マダム芳江人間コンサート
ブリリアント主催のマダム芳江先生のコンサートは今回で4回目になります。毎回素晴らしいのですが、回を重ねるごとに欲が出てきて、今度こそ先生が満足していただける音響とピアノでということで、探したホールが豊川のフロイデンホールでした。先生に下見をしていただいたところ、とても気に入って下さって、今回のコンサートに至ったわけです。先生は下見の時点でもう頭の中に舞台の内容が出来上がっていたようです。シャンソン、タンゴ、アルゼンチンタンゴのダンス、ブリリアントの寮生たちによるミュージカル。響(ひびき)という支援者のグループも出来、半年前から着々と準備が進められました。
先生は歌手、演出、監督とすべてをこなされ、今までのコンサートの中では一番エネルギーを使われたようです。響のメンバーは500人のチケットをどうさばくか打ち合わせ会議を頻繁に行い、必死に動き回って下さいました。私は寮生たちのミュージカルを完成させることで一生懸命でした。
いよいよ当日となりました。500席の会場は満席となり、熱気であふれていました。主人は主催者のあいさつで「今日のお帰りの時お配りするお土産は、寮生たちが育てたサンチェという野菜です。これを上手に育てれば今年の夏は焼き肉パーティーができますよ」と話していました。
マダム芳江先生もすばらしい音響と照明のもとで気持ち良くシャンソンを歌われ、お客様もうっとりと聴き入っていました。
いよいよ私達ブリリアントの出番となりました。用意された椅子に座ると素早くマイクが設置されました。500人のお客様を前にして、頭が真っ白になるかと思っていた私は驚きました。私に襲いかかってきたのは恐怖心ではなく、喜びだったのです。これは初めての不思議な体験でした。お客様たちの暖かいオーラが波のうねりのように私に押し寄せてきて、私は嬉しさでいっぱいになったのです。寮生が歌いながら出てきてお辞儀をするとすごい拍手が起こりました。次から次へと拍手が鳴り、私はありがたくて涙が出そうになりました。ドレミの歌を歌っている時は嬉しくて楽しくて、私はただただ夢中でギターをかき鳴らしていました。次に寮生たちの心の内をトークする場面です。皆とても自然に素直に話してくれ、話し終わるとまたすごい拍手が起こりました。客席と舞台は完全に一つになっていました。最後に私の歌うエーデルワイスでミュージカルは終わりました。寮生たちのミュージカルがこんな暖かさに包まれるなんて思いもしませんでした。本当に目に見えないエネルギーというものがあるということを教えられました。
第一部の最後は、先生のトークで「正常と言われる人の中にも性格が曲がった人もいる。人間はぜんぶが健常者である。そしてぜんぶが障碍者、そう思えば助け合っていける。」という言葉で締めくくられました。
第二部はタンゴの世界。ブエノスアイレスから素晴らしいダンサーを招いての舞台です。先生のタンゴは日本人としてはめずらしく迫力があり、藤沢ランコの再来とまで言われています。エンリケ&カロリーナの魅力的なアルゼンチンタンゴのダンスも加わり、会場はブエノスアイレスの世界に酔いしれました。夢のようなひとときでした。
フィナーレは「おおシャンゼリゼ」を皆で歌いました。先生も私も寮生たちもお客様の手拍子で客席から舞台に上がり、全員揃ったところで最後に響の会長さんがお礼のあいさつをしました。「コンサートは無事終わりましたが、今日からがまた一つの始まりです。スタートです。」本当に素晴らしい人間コンサートでした。ブリリアントがなぜ人間コンサートを行うのか、わかっていただけましたでしょうか。一人でも多くの方がその意義を理解していただければ幸いに思います。
マダム芳江 人間コンサート
去る5月21日に、マダム芳江人間コンサートの「サウンドオブミュージック」に出ました。
これまでに半年かけて慰問の練習も兼ねてコンサートの練習もしました。特に苦手なところはなかったんですが、本番で歌詞を忘れないか不安でいっぱいでした。
本番前に練習をしましたが、先生に「声が低い。もっと高い声が出るはず」と呼び出されました。私だけもう一度練習しました。
そして本番。あともう少しの辛抱と自分に言い聞かせて臨みました。歌詞を間違えないで歌うことができました。練習のときは低かった音程も高い音程で歌えました。私達の出番が終わり、重圧から解放された気分になりました。後日、観に来てくれた方から、「なっちゃんの歌声がとても良かったよ」と評価されました。
今までの練習の成果が観客の皆さんに伝わったようです。
「言葉で治療する」を読んで
僕は諏訪中央病院名誉院長 鎌田實先生の最新の本「言葉で治療する」を二日間で読んだ。
もうほとんど治療をし尽くした終末ガン患者の家族や本人からのメールと手紙を中心に書かれている。週刊朝日の読者からの「医療者によって傷ついた言葉、励まされた言葉」の体験募集でもある。
教育現場、職場、家庭でのコミュニケーション不足とコミュニケーション能力が、医療関係に広がって問題となっている。この本では、医者からどれだけひどい言葉が、患者と家族に浴びせられているかが書かれている。医療関係者は、ガン末期ならば、「治療しても効果が期待できない」と当然わかる。そこで医者は、本人と家族にしっかりと説明して、納得するような、インフォームド・コンセントが必要になる。現在の医者のほとんどが形だけで、本当に説得できる医者は少ない。
将来三人に一人の割合で、ガンにかかるらしい。もし僕がガンになったら、親身に相談に乗ってくれて、たとえ治療が不可能な場合でも、本人と家族に十分途中経過を説明してもらいたい。もうダメという言葉は、使って欲しくない。数パーセントの望みにつながる言葉でしっかりと支えて欲しい。こういう事が、「言葉で治療する」意味だろう。
よくクオリティーオブライフ、命の質、人生の質、生活の質とか言われるが、もうほとんど望みの無い患者に対しては、クオリティーオブデス、「死の質」が非常に大事になる。
たとえ言葉で治療出来なくても、家族と本人が医師のあたたかなコミュニケーションにより、最後が迎えられたならば、死はそんなにこわくないと思う。
ブリリアント再び。
私にとっては、十年ぶりのブリリアント入寮です。メンバーさんも変わっています。変わってない所といえば、施設長の内田秀司社長さんと、奥さんの里枝さんです。
今を去ること、十年前、ブリリアントから脱走するがごとく、再入院しました。それからというもの、入退院の繰り返しでした。初めての入院から、数えて十三回です。
これから、ブリリアントに根を張り、幹を育て、社会復帰へと頑張りたいと思います。
幸せな夢
自分は幸せなのか不幸なのか私達はそれをどの様に決めているのだろう。ここで忘れてはいけないことは幸せな人によって国によってさらに住む土地によって異なるということです。例えば今日本人が考えている幸せとフィリピンやマレーシアの人々そしてアフリカに住んでいる人と比べたら今の日本は幸せすぎるくらい幸せかもしれません。日本人の若者達が今幸せボケしていて幸せだと感じている人が何人いるのだろう。東北関東大震災の様に不幸が起きて私達初めて幸せだったのだと気付く人がいるかもしれません。今の日本人を世界中の人々が注目しています。生活するモデルケースとして今の日本人がやらなければならないことがまだまだ有ります。人災である戦争が起きないという保障は有りません。戦争が世界中からなくなり軍備予算そのものがなくなり地震・雷・台風・竜巻・火事・集中豪雨による水害等がなくなる奇跡が起こる前に前触れが近づいている様に思います。嵐の前の静けさの逆パターンが東北関東大震災とか火山噴火あるいは富士山噴火もあるかもしれません。また東海沖地震も起こるかもしれません。今気候の変化が何かを予想しつつあるのではないでしょうか。
人は幸せの度合をどこで決めているのでしょう。人間は社会生活する生き物です。他人と比べてとなり近所・同僚・友達、それも裕福な人と自分とを比べたがります。となりの芝生はよく見えるものです。裕福な人と比べると自分の生活が幸せであるかと落ち込みます。不幸となるでしょう。比べるなと言っても無理かもしれません。比べる対象を低く生活をしている人と比べると自分はまだまだ恵まれているとなるでしょう。人間は欲が有ります。低く生活をしているひとよりもっと裕福な人と比べたがります。他人と比べると不幸となります。裕福な暮らしをしたいのなら、その事を一つの夢もしくは目標と決めてそれに向け努力することです。夢を見ることはけっこう楽しいものです。一歩一歩夢に近づくことで幸福感が湧いてきます。
鈴木一郎氏が言ってました夢に近づいてくると目標となると。だんだんと実現に近づいてくるのです。60年を一つの目標・時間と決め近づく為に努力することです。ここで言っておきたいことが有ります。自分の暮らしも政治家のせいにしていませんものです。自分は30歳にして家を建てました。今自分は2度目の家を建てようと夢みています。自分に息子がいたとするなら私の隠居の家を建ててくれる所でしょうけど、どういう間取りにしようかとか、どういう家を建てたいとか設計図がほぼできています。こういう事を考える事が自分にとって楽しい楽しい幸せな時間なのです。その家にいっぱい人を呼んで楽しい時間を過ごしたいと思っています。その為に今しなくてはいけないことは自立出来なくてはなりません。
一人の「こころ」
「こころ」そのものにはカタチがない事実を認めると、その事実を認めた人に「こころ」は、とてつもない大きな働きをします。
カタチがなければ、どこにも境がなく自然のどこにでも「こころ」があるからです。その自然の範囲にも、ここからここまでという限りがありません。宇宙の果てまで自然なのです。
だから「こころ」そのものにはカタチがない事実を認めた人に宇宙の全てが働きます。しかし、その一人の人も自然のなかで生きているわけですから、その人の地域全体に宇宙の全てが働くのです。
しかし、それは特別なことではなく、既に自然の生き物は、そうやって生きています。だから野菜一つにも宇宙の全てが働いていますから、その野菜を食べた人には、そのまま宇宙の全てが働いて元気になるのです。
あの大きな象でさえ草だけを食べて丈夫に育っています。その事実は「こころ」そのものにはカタチがないから、カタチに制限されることがないので「なんでも」あるわけです。その「なんでも」の中に無条件に湧いてくる「よろこび」があります。その「よろこび」が具体的に現れたのが自然の景色なのです。花も鳥も木も草も山も湖も自然の全てが美しいのは、この自然の深いところにある「よろこび」の確かな現われなのです。
しかし、これまでは、そこまでの深い「こころ」に気づく人はいなかったようです。幸い私は、その事実に気づきました。だから、このたびの大震災で世界の人々が一斉に援助へと立ち上がりました。
これまでも世界では大きな震災がありました。しかし、そのときの援助は人道的だとか何とか理屈をつけての援助でした。ところが今回は無条件でしかも日本を知らない国からも援助が届いています。それもただ同情というのではなく、この大震災にも関わらずパニックにもならず整然とした日本の一般市民の姿に感動し尊敬し賞賛しているのです。
それも日本のことをよく知ってのことではありません。ニュースで流れる大震災の映像を見ただけなのです。この事実は人々の意思や意識を超えて、自然に具わっている無条件に湧いてくる「おもいやり」の働きといえるでしょう。それも日本に「こころ」そのものにはカタチがない事実を認めた人間が確かにいるからです。だから一人であっても、これほどの大きな「こころ」の働きがあるわけですから、これから一人また一人と「こころ」そのものにはカタチがない事実を認める人が増えればきっと世界の恒久平和は実現し自然災害もなくなることでしょう。
どんな人が、どこで、どんな生き方をしていても、「こころ」そのものにはカタチがない事実はどんなに時代が変わっても世界のどこででも変わらない事実ですから、その事実を貫けば世界の恒久平和が実現するだけでなく、自然災害もなくなります。戦争も自然の大災害もこれを最後にしたいものです
豊橋相撲協会と「炎のええじゃないか豊橋まつり(仮称)」
豊橋相撲協会の行事は毎年6月第1日曜日の豊橋市民相撲選手権大会があり、平成23年の第39回は園児から大人までの70人が参加しまして、一般の部は僕と清田和彦さんら4人が出場しましたが、僕が清田和彦さんに勝つと思ったが、勝つことが出来ませんでした。平成24年6月3日(日曜日)予定の第40回記念として、リーグ戦ではなくトーナメント式部門別には「園児の部」「少額1~6年生の6部門」「中学1~3年生の3部門」「高校生と大学生を含む一般の部」の各部門8人に対して計88人で抽選方式を行い、参加費は豊橋市内の方には平成23年の第39回より100円安い400円。豊橋市外の方には倍額の800円。その内訳は保険代を含み、まわしは無料で貸し出す特典が有ります。各部門の定員を超えた場合は抽選でトーナメント戦に出場し、落選してもまわしは無料で貸し出すことが出来ます。
お話しは変わりますが、炎の祭典や豊橋まつりなどを統合または再編し、「炎のええじゃないか豊橋まつり(仮称)」に生まれ変わるのは早ければ平成24年から毎年10月第3土曜日とその前日の金曜日または翌日の日曜日の3日間開催する計画です。豊橋市と豊橋商工会議所及び豊橋青年会会議所の統合又は再編を協議したいと思います。会場内や参加店舗なども使える「炎のええじゃないか豊橋まつり100円券」を2つ用意するのは、11枚つづり1100円分を1000円で販売や、111枚つづり11100円分を1万円で販売する提案があり、「炎のええじゃないか豊橋まつり100円券」の販売総額は1セット1100円分が50万セット5億5000万円の販売総額は5億円。1セット11100円分が5万セット5億5500万円の販売総額は5億円。合計16億500万円となる計画です。
「炎のええじゃないか豊橋まつり(仮称)」とは「総おどり」「ダンスコンテスト」「パレカ」「旬菜楽市」「グルメラリー」「カレーうどんラリー」「運試しにお餅投げとお札降り」「商業フェスタ」「カラオケラリー」「マイバッグラリー」「マイ箸ラリー」「長縄跳び大会KIZUNA」「ステージイベントショー」「相撲大会KIZUNA」「東三河圏(仮称)観光物産博覧会」「手筒花火大会」「打ち上げ花火大会」「子供造形パラダイス」「ソフトテニス大会KIZUNA」「ミステリーバスツアー」「ビンゴ大抽選会」などなどたくさんのイベント企画が一杯有ります。
畑の仕事と魚釣り
僕は今、豊川の畑の仕事を施設長さんたちといっしょにがんばっています。いろんな野菜を作っています。僕は施設長さんのおかげで、リハビリのために畑の仕事を、汗をかきながら毎日しています。
今度、施設長さんたちといっしょに釣りに行く約束もしました。サビキとコマセとカゴを使って釣りに行きます。たくさん釣れると思います。たくさん釣れたらから揚げにしてもらってみんなでおいしく食べます。僕は船の免許があるので、みんなで5人乗りの船で釣りに行きます。もしかしたらサバも釣れるかもしれません。楽しみです。
まず、現実に生きること。
ブリリアントを卒業して一年たちました。行動の自由は無限になったけれど、めちゃくちゃな事しては生きていけないので、理性、責任、倫理、信頼を壊さないためにもまず、生活をきちんとしています。たとえば、お酒をそんなに飲まないことなど・・・
また今では、やっと2DKのアパートに引越し、住民票を一つにした彼女と一緒に生活をするようになって、良いブレーキも有ります。生活としては、家事は二人で交代でやっています。助け合うという事のよさも分かってきました。問題は働くということです。特に作業所での単調な仕事は、何の為に親元はなれて自立して短大、大学と9年も苦学してきたのか!!(在学中に稼いだ金額は1000万円を超えていて成績も「優」ばかりの筋金入りの実力生だった、教員免許だって取得しました)くそっ!と思っていました。そして通所も嫌になって、もともと高学歴の自分は尊厳ある仕事をすべきであるというプライドで、手が何分も止まったりもしました。でも、昔、自分の作った電気工学のノートを見ても本当にこれ俺が?といった感じで、感覚的にもわからないし、現実問題は、今、この自分は心の中にいる昔の優秀なブレインではなく、覚えの悪い50の手習いに近い価値しかないことです。これを、浦島太郎現象と呼んでいます。簡単に割り切るのは出来ません。親のすねかじって来たのじゃないし、徹底的に学問やってきたのだから・・・でも
~後から来たのに追い越され、泣くのが嫌ならさあ歩け~
という歌もあるように、どんな不平等な人生でも過去にしがみついたり、酒でふてくされていては前進できないです。ブリリアントの世話人さんは今でも悩み相談してくれて嬉しいけど、実際にはいろいろなところで「よしよし あいつらも大卒だけども汚い仕事を喜んでがんばっとるわ」という言葉で雇い主から軽く簡単に言われているようです。しかし障碍者には給料をそこそこいただくだけの社会的価値があまりないです。国の機関などで、もっと組織的に且つ大々的に職能訓練などをサポートして、安定した職業人として僕らを再社会参加させて欲しいです。しかし、そこそこの大学を出て、順風満帆に社会生活を送ってきて一般の社会実績は有る人が、そういう人が、いざ障碍者を雇うとして、発病した者しか分からない真実の苦しみを魂のレベルで理解できた上で雇うということが本当にあるのかが眉唾です。富山県に養護学校教員の山元加津子さんがいます。彼女は、個人ですが今では真実の障碍者福祉を全国に発信しておられ、涙の支援者も数多くいます。障碍者が障碍者として死ぬまで直面する苦しみに・・・その中にほんのひとかけらの人生の真実があって、やはり輝きのある大切な魂の価値があることを主張されています。このことを健常者の人たち(特に、事業主)も、いい加減に認めて欲しいです。
山元先生の、決して障碍者を腐ったみかんとか部下や家来でなく、愛のこもった関係として人格を尊重し、いたわるように関わる姿勢には涙が出ます。
こんなボヤキを言っていても時間はどんどん過ぎ去っています。障碍者雇用は今の日本ではあまりにひどいです。そして運が悪く万が一の場合の為にはスピーディーな社会保障もあるべきだと思います。食いつなぐ手段を充実しなければ社会参加へのジャンプは難しいと思います。国の財政を考えると、年金は心配です。障碍を抱えても、自立し生きていける福祉社会の構築こそが今、一番求められていると思います。
うさぎちゃん通信
以前、田原市で行われた富山県の養護学校教諭の山元加津子先生(かっこちゃん)の講演会で買った本の文章に動かされて投稿しました。
作者は、笹田雪絵ちゃんという、MSという難病(多発性硬化症)だけど“MSである自分を後悔しない、MSである自分を無駄にしない、MSである自分を好きをモットー”とするとても前向きな女の子。その雪絵ちゃんの書いた“Siawase Feeling”と言う本の中で雪絵ちゃんが講演者のかっこちゃんに「せっかくかっこちゃんに生まれてきたんだから、気がついたことはなんでも言ったほうがいいよ」という一文をみて、躁鬱病とお友達の私も、気がついた事や思ったことや感じたことは発信しようと思いました。
ある日の私のメールから・・・
* **私は頭が痛くて寝てばかりいます。***今、カルミアですがみんな忙しそうに働いています。社会人として仕事をしていない私はしょんぼりしています。駅に見かける学生たちもなんだか楽しそうです。***障碍があるとはいえ少し頑張れば、適切な支援があれば働けそうな私は、怠慢なのでしょうか?・・・ジレンマを感じてしまいます。作業所で必要にされているからそれでいいか?生活保護もあるし、その恩恵に浸かってもいいのかな?
* **でも、仕事がない不況の今、障碍者はオジャマ虫だよね・・・ * **今の幸せ、恵まれている事を見つめて、いつか社会復帰を夢見て毎日生きて行きます。
ありがとうございました。
楽しかった一泊旅行
今年の一泊旅行は静岡方面となりました。初日に豊川インターから東名高速道路に入り、静岡インターまで行きました。そこで高速を降りて一般道になり、日本平までドライブしました。日本平では、山頂の広場にシートを広げてみんなで座り、おにぎりで楽しい昼食となりました。あいにく富士山の姿は見ることができませんでしたが、清水の港に入る大型船がすぐ足下に見えました。
日本平を降りてからはすぐ近くの三保の松原へ行き、羽衣伝説の伝わる松の古木の前で記念写真を写しました。太い松の木の荒くれた樹皮が印象深かったです。僕は一度三保の松原へ行ってみたかったので良かったです。
それから国道150号線を西へ戻り、静波海岸のホテルへ着きました。ゆっくりして夕食となり、和洋折衷したコース料理をいただきました。豆ごはんがとても美味しかったです。夜はカラオケをみんなで楽しみました。施設長さんも、十八番の「さざんかの宿」を熱唱していました。二時間歌った後は各自部屋に戻ってぐっすりと眠りました。
翌朝は朝五時に起きて近くの堤防へ釣りへ行きました。サビキ仕掛けが無かったので、イソメを餌にしてオモリで遠くへ飛ばす釣り方をしました。コツンという当たりとともに竿先がブルブルと震え、何か食い付きました。これはこれはと思ってそろそろとリールを巻いてくると、可愛いサイズのキスが釣れていました。他のメンバーにもキスが釣れていました。その後はフグしか釣れず、あまり大漁ではありませんでしたが、久しぶりの海釣りを心から堪能しました。何が釣れてくるのか分からない所が海釣りの面白さかなぁと思います。
八時頃にホテルに戻り、バイキング形式の豪華な朝食をいただきました。ポタージュスープがとても美味しく、おかわりをしました。
昼近くになって十一時にホテルを出て、御前崎に向かいましたが、お目当ての海産物店はあいにくと休業でした。仕方がないので灯台を見学し、またドライブして浜岡原発の展示館にも寄りました。福島のような大事故が将来起こらなければ良いがなぁと、それだけが心配でした。帰途は150号線、1号線、浜名バイパスと戻ってきて、潮見坂の道の駅で休憩をしました。行きも帰りも車の一番後ろの席に座っていたら少し疲れてしまいました。
梅雨のさなかではありましたが、あまり雨に降られることもなく、予定通り行って帰れた楽しい一泊旅行でした。
行事報告 平成23年4月~6月
4月
4/10(日)駒形神社お庭草取り、祭り
4/11(月)人間コンサート打ち合わせ会議
4/13(水)「ブリリアント」慰問(赤岩荘)
4/15(金)ミュージカルレッスン(駒形公民館)
4/17(日)曽我先生勉強会
4/23(土)誕生日会(天ぷらパーティー)
4/24(日)カウンセリング
4/26(火)人間コンサート打ち合わせ会議(商工会議所)
4/27(水)研修生集合研修(あいプラザ)
4/28(木)研修生集合研修(ライフポート)
4/30(土)コロナ道の駅
5月
5/5 (木)人間コンサート打ち合わせ会議(フロイデンホール)
5/11(水)「ブリリアント」慰問(やしの実)
5/13(金)人間コンサート打ち合わせ会議(商工会議所)
5/15(日)曽我先生勉強会・カウンセリング
5/20(金)マダム芳江人間コンサート リハーサル
5/21(土)マダム芳江人間コンサート (フロイデンホール)
5/29(日)ゴミゼロ運動参加、佐溝コレクション総会、誕生日会
6月
6/2 (木)研修生集合研修(あいプラザ)
6/5 (日)市民相撲大会(安間、清田参加)
6/7-8(火、水)ブリリアント一泊旅行(御前崎方面)
6/18(土)インターンシップより見学(野菜の仕事)
6/22(水)「ブリリアント」慰問(あかね荘)
6/26(日)ブリリアント NPO法人総会
6/29(水)研修生集合研修(職員会館)
※毎週木曜日夜6時30分から「お話し会」を行っております。どなたでも参加できますのでどうぞお越し下さい。
ブリリアントにご協力いただいた方々
今泉良美様、万久商店様、井上浩様、大須賀良子様、曽我洋秀様、位己光児様、佐溝力様、北川藤良様、北川伸枝様、伊東信子様、忠内與六様、水谷久夫様、鈴木つるえ様、マダム芳江様、あいトピア様、清水伸太郎様、森下昌洪様、牧様、白井千雄様、小栗節子様、山本小夜子様、野田ひろみ様、安井延子様、森芙佐子、野村浩子様、林恭子様、松本孝子様、市川光子様、宇野和男様、山本晴美様、稲地扶美子様、金原康純様、アートスタッフ浅井様、レスポワール様、豊橋市教育委員会様、豊橋文化振興財団様、豊川市様、豊橋市様、NPO法人メンタルネットとよかわ様、豊橋善意銀行様、豊橋社会福祉協議会様、フロイデンホール様、ゆうきデリバリーサービス様、東海有機(株)
ブリリアントにご寄付下さった方々
今泉良美様、井上浩様、大須賀良子様、曽我洋秀様、佐溝力様、レスポワール様、鈴木様、金原康純様、金原光明様、中西寿彦様、大橋温様、内田知様、内田佳伸様、清水伸太郎様、黒木武秀様、マダム芳江様、北川藤良様、兵藤昇様、梁川美根子様、山口京子様、白井千雄様、金原博昭様、万久商店様、鳥居様、佐羽尾様、伊藤洋様、宇野和男様、山本美和子様、伊藤豊様、牧様、赤岩荘様、柴田百合子様、小木曽様、岡林園様、藤井様、今泉様、河合邦昭様、豊橋善意銀行様、豊橋社会福祉協議会様、ゆうきデリバリーサービス様、東海有機(株)
いろいろとご協力、ご支援ありがとうございました。
編集後記
私は今、農業の研修をやっています。収穫から出荷の準備、豊川市のコロナでの販売で訓練をしています。みんなで楽しくやっています。
一月千円で、一年間旅行代金の積み立てをして、この6月に御前崎方面に一泊旅行をしてきました。みんな日常の世界から一変して楽しい旅行の二日間を楽しんできました。またコツコツと積み立てを再開し、来年の旅行どこへ行くのか今から楽しみです。
「5月21日の音楽祭のお土産で頂きました“サンチェ”はりっぱに育ち、焼き肉に、サラダに、と重宝致しております。久しぶりに和やかな音楽祭に参加させていただいて感謝しております。」というお便りもブリリアントに届いております。皆様ご協力ありがとうございました。