レッツ ブリリアント 2013/02 第51号

発行者
精神障碍者社会復帰施設
特定非営利活動法人(NPO法人)ブリリアント 施設長 内田 貴士

住所 〒 441-8145 豊橋市駒形町字坂口56番地
TEL 0532-46-0033
FAX 0532-46-0163

URL http://brilliant-gh.sakura.ne.jp/

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平成25年2月1日発行

初めての慰問活動

施設長 内田貴士

 先日私は初めてブリリアントの慰問活動に、妻の一恵と一緒に参加しました。寮生と一緒に歌を歌い、一生懸命参加しました。全ての発表が終わった時、見てくれたお客さんからの温かい拍手は本当に心地いいものでした。やはり人は他人から認められた時に初めて自信を持てるし、成長できるんだなと実感しました。今まで行っていた慰問活動の素晴らしさを改めて実感しました。寮生との共同生活は自分が寮生に教える事よりも、実は寮生から教えられる事の方が多いです。これからもブリリアントの活動に積極的に参加していきます。

明けましておめでとうございます

世話人 曽我洋秀

 昨年は年頭の挨拶はお休みしました。昨年は年末に嬉しい事がありました。ブリリアントを卒業した宇野君が結婚されたことです。なにより嬉しいことは、自立していまはとっても幸せです、とお話し会などで聞けることだと思います。それから1月2日の朝のことですがYちゃんからの電話でしたが、色々お世話になって心のコントロールも自分で出来る様になってありがとうございました。と電話です、そうそう貴方にはずいぶんお世話しました。体と心のコントロールの仕方を何度も指導しました。それと今彼女にかかわっている人の忍耐だと思う。僕の指導する事は、当たり前の事を当たり前に出来る様にするだけ。これが結構難しい。朝起きて散歩に行く事もそう、湯たんぽを使って体を温める事もそう、それを続ける事がとても大事なんです。仕事柄、心の病で薬をやめたい、と相談を受け治療を始めることが多くなりましたが、そこでも散歩と湯たんぽを使って体を温める事から始めてもらいます。当たり前の事が当たり前に出来る様になれば、障碍を持っているとは言われなくなります。今年も自立して行く人が一人でも多くなるよう願っております。

健康新聞

安保徹 新潟大学大学院医学部教授
病気を治す「体の声」の聴き方:マキノ出版より

免疫を高めるちょっとしたコツ

医師に聞く前に体に聞く。
玄米のおいしさをかみしめる。
とにかく笑う。
温かい飲み物を飲む。
散歩の途中で空を見上げる。
体温プラス4度のおふろにゆっくり入る。
薬はなるべく飲まない。
気づいたときに「爪もみ」をする。
相手を変えず、自分を変える。
たまには温泉に行く。
意識して深呼吸をする。
あおむけに寝る。
「ありがとう」ときちんと言う。

 小さな積み重ねがあなたの人生を大きく変え、体を健康にしてくれます。

この頃の自分

Aさん(一般寄稿40代)

 自分がこれを書くのは、先月の中旬に理事長の里枝さんが声をかけてくれて、お話し会にまた新たな気持ちで行かせて貰うようになったこと、そして息子さん夫婦が経営されているウズラ農場にも行ってもいいと受け入れて貰っていること、それらが有り難く、その気持ちを少しは示した方が、と思ったからです。

 自分は現実どうしていいか分からず日が過ぎてゆくという事があり、そんな自分に内田ファミリー、ブリリアント関係の人は関わってくれていて.......。

 人と素直に語ったり、関わっていけるようになりたい、と思う。そのきっかけを頂いていると思います。

 農場もブリリアントも断られたり自分もコレで懲りたりしない限り、通わせて貰って先の様になりたい。

 里枝さん、貴士さん夫婦も自分の体調をとても心配してくれて。心が弱く、自信もない自分だが、『体だけはそれなりで大丈夫です』って感じです。これからも体調にもより注意して、皆の邪魔にならない様に、やれる範囲も広がればなァとか思う。

 ちょっとキレイごとばかりでしたが、続けて通いたいです。

今の私

兵藤なつき(寮生27歳)

 私は今、人生で最大の危機感を味わっています。今後の私の考え方や物事のとらえ方、心の持ちようで左右する、とても恐ろしい時期を味わっています。正直逃げたくなります。泣き言も言いたくなります。文句も言いたくなります。

 そして、私の一日の過ごし方しだいで揺れる時期を味わっています。正直、弱気になります。

 でも、私もこれまで危機感を味わっても立ちあおうとしなかったり、一気にゴールに向かって大きな挫折を味わったり、痛い目に遭ってきたで、そんなこと言えない。負のスパイラルを断ち切らなかったでそんなこと言えない。“あの時、ああすれば”とか昔のことを“ああだった、こうだった”ってグチャグチャ言ったでそんなこと言えない。“何であのときやらなかったの”って問い詰めてたけど、今はそんなこと言えない。

 私の言ったことに共感しないかもしれない。そんな大げさなって言うかもしれない。ちょっと違うって言うかもしれない。私も何とも言えない。

結婚1年たちました。

宇野和男(元寮生48歳)

 2011年11月11日が私達の結婚記念日です。そして今日は2012年12月25日(クリスマス)です。この一年は妻と二人にとってはこれからの人生の道の舗装工事に当たるような一年でした。

 私がどんなに24時間一緒にいたいと思っても妻は妻で私に気を使っていて、ずーっと一緒はつらいと言います。

 また私も全く一人で過ごす時間というのは、正味の自分が今こんなにも幸せである事をかみしめる時間となって、自己意識が高まるときです。

 昔の一人の時のように、酒、長電話など悪い事が無くても自分を維持できました。そして生活の分担が確立したのも大きかったです。これはどちらか一方が寒いとか、寝れんかったとかで不調のときでも、私は食事の提供、妻は掃除洗濯が2人の約束で、怠けない、だれない、甘えない、と、ある程度の緊張感を日々持ち続けなければならないことを意味しています。さらに、風邪などで体調が悪いときは食事がカロリーメイトの缶、掃除はなし。洗濯はたまってしまったら、私がガーットやってしまう事もあります。

 私も妻もたとえばテレビのドラマみたいな、何かにつけてすぐ団欒や会話があふれているような家族の毎日は経験してなかったので、外食に行っても食べる事に必死になってしまい、楽しい会話のデートはなかなか実現しなかったです。

 話は変わりますが、妻の趣味はアロマの香りを楽しことで、もう15年になります。

 今でもすでに乳鉢でクレイパックを作ったり、数種類のアロマ精油を使って、肩こりとか、気分深く静かにするアロマの合成を実践しています。豊橋市には駅前に&Blue(アンドブルー)というアロマ専門店がありどの店員さんも妻のことは知っています。お風呂にレモングラスを4、5滴入れると心が嬉しくて落ち着きます。アロマデフューザーも2台持っています。新年1月13日からいよいよ本格的に検定試験用 アロマ学習の学習講座に通います。好きな事の勉強は楽しいといいます。

 ここで妻の人間性として私がありがたく思い、かつ最近の人間では少ないと思う性格の一部を紹介します。

 最近テレビでもサプライズ企画がはやっていますが、これの精神性の高い、単なるびっくり・・・でないサプライズが得意です。

 二人で結婚一周年記念パーティをやっていたら、亡くなった双子の兄の昭男の歌の入ったMDを押入れから探しだしてきて、「さあ、お兄さんも 仲間だよ」と言ってステレオで再生したり、兄がこだわっていた 男の化粧品 の中から(兄の遺品はキチンと保管しあります) Kanebo のVALCAN after shave lotion for manを突然「ハイ・・・これ使ってね」と同じものの新品を買ってきてくれたり、そして今日は(2012/12/25)、二人だけで食べるクリスマス ケーキを少ない小遣いの中から買ってきてくれて、「ちゃんとしないとね、写真撮ろうね!!」と言って幸せそうに分け合って食べたり・・・

 僕が喜ぶのを見て嬉しがるようなところは、本当に私を大切に思ってくれているんだなと思いました。本当にありがたいです。

 でもいい事ばかりでもないのです。妻はたくさんの人と話し合って成長していこうとするのはいいけど、なぜか自分たちより不幸な人ばかりをターゲットにするところは少し困ります。僕らは奇跡的な(足りない物を埋め合わせられた)幸福ですが、まだ日々の生活を自分たちで送る事で精一杯なのに 困りごとお助け屋みたいに振舞うので、結局この二人の幸せを 「何であなたたちだけ・・幸せ・・?」と逆にうらまれてしまい、不機嫌になってしまうことがあります。

 そんな時は基本的には干渉しないけど、偶然そんなときに酒でも飲んで浮かれてると、とんだとばっちりが飛んできます。で、理由の無い喧嘩になります。結局ブリリアントの世話人であられる内田里枝さんにお話会(木曜日夕方)のときに会いに行って間に入っていただき本音の調整をやり、また、今日から仲良くやり直そう。みたいなことにまでなってしまうからです。

・ ・・・意地の張り合いはつまらんです。・・・可知病院の先生に生活の診察では「妻が籍を入れたら、生意気になった。」といったら看護婦さんも、院長先生も破顔で「あははは!!!結婚なんてみんなそういうもんだよ、あはははははは、あはははは!!!!」と笑われてしまいました。

 今のところ結婚一年で分かった妻の事はこんな事くらいかな?

 私は・・・少しでも食事のメニューを増やすべく、料理の本を見て勉強してます。去年の今頃は(つまり結婚してすぐの頃)毎日PM7:00 ~AM4:00ころ数Ⅲの微分で指数、対数と整関数の積の関数の極限やグラフをエクセルで描かせたり、分数関数のグラフを係数自動変化式連続グラフ描画にも成功したので十分満足して、自分の自信にはなりましたし、これ以上やっても得すること無いので止めてしまいました。

 それが今、料理になっているのかな。 ハンバーグ、筑前煮、カボチャの含め煮、とんかつ(あま味噌をかけて味噌カツまたはカレーをかけて、カツカレー)、シチュー、カレー類、スキヤキなど鍋物、鶏のから揚げとねぎ醤油、ソテーなどはすぐ出来ます。

 また材料だけ買えばいい中華料理(チンジャオロース、八宝菜、麻婆豆腐、ホイコーロー)などはもう、美味しい定番として確立しました。 たまに白身魚の塩焼き(アジ、カマス)が出ます。

 予算は材料だけで計算すると2日6食で1700~2500円くらいでやっています。買い物も店を選んでいます。米と卵はアーパスドラッグで日曜日に買うとポイント5倍なのですぐポイントが一杯になり、500円買い物券が出て、それで、洗濯洗剤など買います。卵はいつでも138円で売ってます。

 マックスバリューは火曜、水曜が安売りの日で、玉ねぎ4個で98円、ジャガイモ、ピーマンも3個で98円、などを買い占めます。 肉は、殆ど5%引きの鮮度のちょっと落ちたやつです。帰ってすぐ凍らせます。

 暖房は14畳用のガスファンヒーターがあり、朝の寒さはしのげますが、すぐ電気暖房にしないとガス代がかさみ、注意しないといけません。

 掃除でも換気扇をはずすとか、ガスレンジは私がやります。そんな時妻は「かずちゃん換気扇はずすのオネガイ。」と言います。後、契約電流は30Aですが、オーブンレンジで肉を解凍中に電気掃除機をかけるとか、洗濯機を使うとか、炊飯器で米を炊くとか、ブレーカーが落ちないようコンセントの取り口を工夫しています。100Vとか30Aと言っても妻は具体的に感じられないので、冷蔵庫は400(W)、掃除機は1400(W)(Wは書かない)とかシールを貼って、足して2000か3000になったらブレーカーがとぶよと言っています。

 月に1回くらいは妻の在所へ行きます。お母さんもおばあちゃんもとても温かい人で料理のコツなど教えてくれたり、寿司など取ってくださいます。妻とおばあちゃんは誕生日が同じで、隔世遺伝もあり、そっくりです。私は父に早死にされたり母に捨てられたりしてきたので、私を大切にしてくださって本当に心の底から幸せに思います。

 お父さんは立派な大工さんで私の毎日の調理で切れなくなった包丁を何回も磨いでくださっています。おとうさんはあまりしゃべりませんが、肝心なときには発言します。

 趣味で種無しうぶどうを栽培していて秋になると一族全員が楽しみにしています。

 私の趣味は昔からオーディオです。昨年はスピーカーを改造しました。高音再生用ツイーターを自作キットメーカーの別物に取り替え、クロスオーバー周波数も4000Hzから930Hzに変えました。人の声は300Hz~3000Hzなのでツイーターから声を出したほうがいいのです。ボーカルが鮮明な音になって、サラウンド感がぐっと現実味を増しました。

 最近、毎日、今まで持っていたCDを再生し直してどれくらい改造効果があったか?楽しみに聞いています。欲を言わなければ普通の人ならもう十分だというレベルです。まあ・・・こんな調子で過ごしています。

 少し残念なのはJ-POPのCDは1996年くらいからi-pod, miniコンポなどで再生する、一般用として、そういうぼっちい音作りがしてあり、むかしの名曲のLPを有名なカートリッジやアンプ、スピーカーで鳴らす・・・あの躍動感がもう失われている事です。

 今年がPCオーディオ元年で、音楽もこれからは、パソコンのミュージックサイトからの有料ダウンロードで入手するようになります。特にハイレゾ音源が魅力です。今から少しずつお金をためてネットワークオーディオに再編成しなければ、知らないところで、僕だけ取り残されていってしまう危機感があります。ただ、今はまだメーカーも試行錯誤していて、メーカー間でかなり温度差があり、みんなが全員という段階ではないので、価格がこなれてくる頃まで待ってもいいかなとは思います。

 今年も二人が自己実現で輝きつつ、優しさを忘れない、愛の生活をしっかり守っていこうと思います。  今年もよろしくお願いいたします。  有り難うございました。  

忍び来る黒い影

伊藤剛(寮生50歳)

 午後10時過ぎ。ブリリアントでは寮生も世話人さんも自室に戻り、静まりかえった夜の廊下に、ほんのかすかな、冷たい足音が近付いてくる。並んだ寮生の部屋からピタリと僕の部屋を探し当て、ドアを引っ掻く鋭い爪の音が聞こえる。

「ガリガリガリガリ......」

 奴だ!奴が来たのだ。恐れおののいて僕はドアを少しだけ開ける。するりと忍び込む黒い影。

「チビィーっ」

 今夜も黒猫のチビが僕の部屋に入ってきた。秋頃は夜遊びを覚えて一晩中どこかへ出歩いていたのだが、最近はぐっと冷え込むので僕の布団の上で寝るのだ。12月頃までは枕元の、僕の顔の横に座り込み、なぜかおしりを僕の顔に向けて寝ていた。夜、真っ暗闇の中でチビがしっぽを動かすと、何も見えない中で毛むくじゃらの感触だけが僕の顔をなでて思わずくしゃみが出てしまう。

 この頃はいっそう寒いので寝場所を変え、羽毛の掛け布団の上に座り込む。たいていは足下の左側だが、チビの体重は重いので、なにか丸太の杭でも打ち込まれた様にずっしりと掛け布団が重くなり、寝返りもうてないし、布団を引き上げることもできない。

 一番困るのは、冷え込む朝、5時半頃に起き出して、部屋の外に出してくれとドアを引っ掻くことである。起き出すと寒いのに、チビはわがままを言う。しょうがないのでベッドから出てドアを開けてやると、礼も言わずにぷいっと出て行く。寒いのであわててベッドに戻って起床まであと少しの時間のまどろみを楽しむ。すると、また10分ぐらいしてから、

「ガリガリガリガリ......」

 またお前かぁーっ!とあきれながら、朝の寒気の中、再びベッドを出てドアを開けてやる。

「ニャァ」

 一声鳴いて部屋に入り込み、掛け布団の上に飛び上がる。エサを食べてきたのかトイレに行ったのか、それともお風呂場で水を飲んできたのか、まったく猫は気ままなものである。でも、布団の上で丸くなってスヤスヤと眠る寝顔を見ていると、そんなことも全部忘れてしまうほど可愛い。この冬は黒猫チビと眠って過ごすのだ。

私の失敗談

藤田一夫(寮生63歳)

 数年前、ブリリアントの裏の畑で、まだ存命だった会長さんが、「にんにくを植えて作るぞ」と言うことを聞き、にんにくが食べられると喜びました。当然私の口にも入ると思い込んでいましたので、にんにくと思い食べたら違う味がしたので、「これなんですか?」と聞いたら、「水仙の根っこですよ」と言われました。にんにくと間違い水仙の根っこを食べてしまったのです。前もって想像して疑わなかったのです。あんなにたくさん畑で水仙を栽培していたことが分かりませんでした。

 それから後、またこういうことがありました。私の部屋に透明の10cm四角ぐらいの大きさのビニール袋の中に丸い羊羹と思われるものが三つ有り、その時誰からもらったのかすっかり忘れていたので、丸いふうせんの中に入っている羊羹と思い、一つ食べてしまいました。ちょっと変な味がするなぁと思いながら一つ食べて、このことをみんなに話したら、羊羹の正体がわかりました。宇野晴美さんから数週間前にもらった、アロマの入った入浴剤だったのです。晴美さんがアロマについていろいろ勉強しているのをすっかり忘れていました。あらましを聞いた晴美さんが私の身体を案じていろんな所へ身体は大丈夫か聞いてくれました。大事をとって病院に診てもらったらと言ってくれましたが、身体に異状がなかったので病院には行きませんでした。私は一つめはこんな味だったので二つめは違う味がするのではないかと思っており、二つめを食べる前にアロマとわかって良かったです。私って馬鹿ですね。(笑)

 また、去年の10月頃、こんなことがありました。20年以上も薬を飲んでいると、なんにも考えなくても薬を飲む動作が身につき、ブリリアントで一人昼食を食べようとしていた時のこと、おかずの他にあったインスタントのお吸い物の袋を、薬と間違えたのか、上半分をちぎり口の中に入れたのです。その時中身が舌の上に乗った時にはっと気がついたのです。薬ではなくお吸い物の元だったのです。その時お椀の中に入れようとも思ったのですが、入れても少なくなってしまうと思い、その時濃いお吸い物の味がしたので口の中に白湯を入れたらと思ったのです。よく考えたらこの動作、口の中でお吸い物を作っていたのです。何を考えていたのか、毎日の習慣って怖いですね。(笑)

玄米御飯をおいしく食べる

森下昌洪(支援者)

 もう何年か前に、ウィルあいちで開かれた講座に出席した。その講座には、特に関係なかったが、食の大切さも取り上げていた。玄米食を中心にした菜食だった。マクロビオテックと云われ、桜沢さんと云う人がはじめた食事療法だった。日本より海外、特にヨーロッパ、フランス、現在ではアメリカが日本以上のブームらしい。僕は桜沢さんの著書をたくさん読んで、完全にはまっていた。講演会にもよく行った。

 玄米食をしていれば、人生すべて幸せになれると思って、おにぎりにしていつも持ち歩いていた。玄米レストランにもよく行っていた。 狂ったように半年以上続けた。その結果、第三者が私の顔色は黒くなっていたと云ってくれた。そしてほほがこけて、体が痩せて来たようだとも云っていた。黒ずんだ顔は肝臓にかなり負担があったからだったと後でわかった。 以上経験した事から、第三者におかしいと云われなければこの不自然なやり方に気づかなかっただろう。一種の狂信者になっていた。 どこか自然体ではなかった。おいしいと思って食べていなかった。義務感が先行していた。このやり方だと自分で勝手に、「健康になるために健康を害して」いたのだ。

 人間の一番大事な、食の部分は、片寄ってやってはいけない。すべてバランスだと思う。最近女房が電気釜を買い換えた。今は玄米も炊けるようになっている。

 再度、おいしく食べる為に、玄米を食べだした。一晩必ず水に浸しておく。一つまみの塩を入れる。有機の玄米を使う。分量は出来れば三合以上がうまく炊けると思う。そして17種入った雑穀をひとつかみ混ぜる。ほんの少しの水の調整の違いで失敗する場合もある。玄米はデリケートだと思う。ぴたっとうまく炊けた時は、最高だ。自家製金山寺ミソによく合う。ビールのつまみにも玄米御飯はいい。

 炊きあがったら釜の中に長く入れておかないようにしたい。水分が無くなったらもう悲劇だ。

 すぐに御飯を平べったく伸ばして茶碗に一杯くらいずつに分けてラップに包んで冷凍にする。釜を空にしておけば、玄米が嫌いな家族の迷惑にはならない。

 最近自分自身本当においしいと思えるようになった。 人との話題のついでに、玄米御飯が食べたい人にはプレゼントしたい。

大晦日を中心とした格闘技の名勝負

安間道貞(寮生27歳)

 僕が好きなのは、大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の裏番組だったTBS系の「Dynamite!!」やフジテレビ系の「PRIDE男祭り」などという格闘技イベントです。僕が17歳の時、当時住んでいた実家(現在、取り壊した後更地になる見通し)でテレビを見たのは、紅白裏番組の「Dynamite!!」で、対戦カードに注目したのは、「曙太郎×ボブサップ」です。この時、視聴率は初めて紅白越えの43%(関東地区)で、ボブサップがKO勝ちをしました。その後、実家を追い出された18歳の時から入退院まで、なかなか格闘技を見ることができませんでした。23歳の時、ブリリアントに入った直後、6年ぶりに「Dynamite!!」を見ました。その後、TSUTAYAのDVDレンタルで、伊藤剛さんが借りてきてくれた「PRIDE男祭り2005 頂-ITADAKI-」と「PRIDE男祭り2006 不滅-FUMETSU-」の名勝負を見ました。また、「Dynamite!!」の2004年~2008年の間には名勝負がありましたが、借りたDVDを見たのはTSUTAYAから2004年と2008年のもの。ゲオから2005年のものしか無かったです。また、2007年のものはディスクが壊れていて見られませんでした。

 僕がレンタル会員だったTカードは、2011年4月から1年間利用したもので、TSUTAYAだけでなく、ファミリーマートやガストなどでポイントが貯まったり、使ったりしましたが、更新時の商品保証料200円を払えず、TSUTAYAへカードを返して退会しました。現在、ゲオで発行しているPontaカードを利用していますが、「Dynamite!!2002-2010」のDVD-BOXのセット価格は通常希望価格10万800円に通常480ポイントの100倍の場合は、48000ポイントだったのですが、値段は5割前後安くなって欲しいのです。

 貯まったポイントはローソングループやヒマラヤなどでポイント払いを行います。ヒマラヤで購入したいのは、2625円相当のランニングパンツを希望しています。他はサンキューカットで1000円相当のカット代で丸刈りをします。Pontaカードの年会費は永年無料になりますので利用したいと思います。

食い合わせの妙

杉浦 依和夫(ヨガ講師・60代)

 昔は、どこの家庭にも“食べ合わせのしない”図柄表があったように思う。台所に貼ってあり、それを眺めながらこういう食べ方をすると腹痛や中毒になりかねないからやめようねとか謂われたものです。うなぎに梅干、山芋にお茶、天麩羅にはなにとかありましたが、今やトンと見られなくなったようだ。迷信論もあるが、そうでもない謂われがあるのですが、ここでは割愛しておきます。食事養生では、食材の取り合わせが、お互いの食を活かすことや、その毒をお互い中和することがある。“金平”は人参と牛蒡の取り合わせが整腸に便秘によいもので、チーズや乳製品にはオニオンスライスがお互いの灰汁や不消化物への中和になっている。蕎麦やうどんにはネギは欠かせないし、鴨ネギなどもそうだし、肉じゃがは肉の陽性、ジャガイモポテトなら極陰性でその食材の毒を消しあう。魚の刺身には大根のツマ、魚毒を消してくれるよい取り合わせだが、この大根ツマを食べない人が多い。

 ヴェジタリアンが欧米で発祥し菜食主義者として異端されて久しい。玄米菜食の桜沢食事養生論に傾倒していうる久司 道夫氏がマクロビオティックを唱え欧米にレストランを構えたが、長いこと見向きもされなく苦難の道のりだったようだ。日本食の優秀性が世に知られ、逆輸入の形で新聞紙上に紹介されてあちこちでマクロビオティック自然食料理教室が盛んになっている。

 ところで、ヴェジタリなる語源はラテン語で、“生命力ある生活”という意味だそうだ。ですので、本来は自分を生かす食べ方して活力ある生活をしようとすることなので、「魚肉」を摂取しないという意味ではなかった。それが菜食に置き換わったのは、ヒッピー族の主義主張が拘わっているとも謂われている。米国の研究者は、これを一歩進めて、食べ合わせて摂取してはならない食べ方を唱えている。ガン・糖尿病・心臓病・性機能障害などはこれが起因しているという。

 例えば、魚と肉を同時に摂取した場合、魚を消化するホルモンと肉を消化するホルモンは異なり、胃の中でそのホルモンどうしが化学反応してアルコール、ホルムアルデヒドが合成されることがわかっている。それが肝臓の解毒作用に負担をかけ、腎臓など疲弊させるのだ。だから、アルコールを飲酒しないのにアルコール性肝臓病や肝硬変を患うことになる。アルコールが合成されるから、酩酊感覚になるかというとそうではないらしいが、脳は何ら影響を受けるのだろう。

 消化ホルモンが胃の中に取り込まれた物を判別して複数のホルモンを分泌して、それが化学合成されて他の有害毒素を作り出す。それが積もり積もって体への病症を起こす。

 卵は肉と同一、卵と魚、ラーメン・うどんの麺類とご飯、パンとご飯などは食い合わせてはならない。ですのでラーメン定食などだめである。肉と魚を食べるなら四時間以上間隔を置いて食べる方が無難と説いている。それにも増して果物を食前に、野菜を食中に摂取することが、化学合成物を中和する食べ方で、体に優しい摂取法である。

 自然食をしているからいいというものではない。食べ合わせを間違えば、自然食材も毒になることを肝に銘じたい。

フィギュアスケート

理事長 内田里枝

 私はフィギュアスケートの大ファン。いつからそうなったのかは定かではないが、冬になると新聞のテレビ番組欄でフィギュアスケートの文字を必死に追っている。今では寮生が「奥さん、今日フィギュアスケートあるよ」と教えてくれる始末。そして寮長でもある藤田さんは私から頼まれた録画DVD作成に一段と忙しくなる。(グランプリシリーズ、全日本選手権等々) という訳で、私の手元には彼の録画してくれたフィギュアスケートのDVDが山のようにある。これは大事な私の老後のお楽しみなのだ。

 フィギュアスケートは心臓に悪い。特に自分のお気に入りの選手が演技している時はほとんど見ていることができない。この間の全日本選手権の場面など、怖くて、目隠ししたり耳栓したりで大変。彼女の演技が終わる頃、おそるおそる目を明け、無事できたか、ジャンプが成功したかを確認するのだ。 その私の心臓をいつもハラハラさせているのが鈴木明子、豊橋出身の選手である。彼女はもう27歳になるというのに毎年進化している。年齢とか気にせずひたすら自分の技を磨いている。この頃、ほとんどの競技で表彰台に立っているようだ。

 こういう状態になると守りの態勢に入りたいと思うのが人情である。自分の個性を生かした得意なプログラムで高得点を狙う。これで安泰と普通は考えるが、鈴木明子はこれを押し切り、今年もまた新たな世界に挑戦した。まだまだ上を目指しているのだ。目標を試合の勝ち負けに置くのではなく、シーズンの終わりまでにこのプログラムが完成できたなら......なのだ。

“守りに入ったら芸は腐る”これは私のシャンソンの師匠、マダム芳江先生が言っていた言葉である。まさしくそのとおりだと思う。 私がフィギュアスケートを見て感動するのはシャンソンにも重なる部分が多々あるからである。歌詞を間違えてはいけない、リズムがずれてはいけない、笑顔と上品なトーク。出番前には心臓が口から飛び出そうになるが、イチかバチかで「エイッ」という気迫で舞台に出る。

 フィギュアスケートを見ていると、選手たちの心臓の鼓動が聞こえてくるような気がする。練習ではジャンプが成功しても、本番でこけたらアウトなのだ。これもイチかバチかの世界なのだと思う。成功すれば飛び上がるほどの感動を得、失敗の時はくやしさでポロリと涙がこぼれ落ちる。

 そんなハラハラドキドキの世界が私の中のシャンソンであり、フィギュアスケートなのである。そんなスリル満点の世界が私は大好きなのだ。

半月板(続)

大石春子

 昨年の8月頃痛めたひざが、今年の1月に痛みを感じるようになりました。病院に行けばヒアルロンサンを打つか水を抜くか湿布ぐらいです。毎日ならす意味で歩くとか体重を減らすかお風呂に入り痛い部分をマッサージして長くつかっているかです。毎日サポートをしています。寒い頃は痛みが増しますが、ひざは大切なので治るように頑張ります。

行事報告 平成24年11月~平成25年1月

11月

11/3 (土)シーサイド吉前 文化祭参加
11/4 (日)駒形神社秋祭り もち投げ
11/6 (火)ハート・イン会議(ほいっぷ)
11/11(日)AKIRA ライブ(開発ビル10F)
11/18(日)ゴミ0運動・たいこイベント(豊橋駅前)
11/23(金)ハート・イン東三河(ほいっぷ)
11/25(日)防災訓練(磯辺小)

12月

12/1 (土)畑草取り
12/2 (日)傾聴ボランティア(カリオンビル)、曽我先生カウンセリング
12/9 (日)ホテル明山荘バイキング・温泉・ミカン狩り
12/15(土)クリスマス会
12/22(土)畑草取り、耕耘
12/28(金)大掃除

1月

1/1 (火)初詣(駒形神社)
1/2 (水)新春ボーリング大会、初詣(豊川稲荷)
1/3 (木)新春カルタ大会
1/12 (土)チキンハートだよ全員集合(文化会館)
1/19 (土)ブリリアント慰問(たけのこ)、誕生日会
1/27 (日)曽我先生カウンセリング

ブリリアントにご協力いただいた方々

今泉良美様、大橋温様、万久商店様、大須賀良子様、森下昌洪様、杉浦依和夫様、曽我洋秀様、菅谷君男様、小川一平様、杉本様、佐溝力様、北川藤良様、清水伸太郎様、白井千雄様、稲地扶美子様、金原康純様、岡林園様、レスポワール様、豊橋善意銀行様、豊橋社会福祉協議会様、東海有機(株)

ブリリアントにご寄付下さった方々

今泉良美様、大須賀良子様、曽我洋秀様、金原康純様、金原光明様、内田知様、金子鮎子様、矢治悦子様、内田佳伸様、清水伸太郎様、黒木武秀様、北川藤良様、兵藤昇様、山口京子様、白井千雄様、金原博昭様、万久商店様、河合きほ様、山本小夜子様、内藤得也様、河合邦明様、田中稔様、大石郁子様、井上浩様、安井延子様、藤岡利之様、筒井電機様、梁川様、藤井様、伊藤洋様、(株)五光様、立岩牧場様、グループホームたけのこ様、レスポワール様、矢車草様、豊橋善意銀行様、豊橋社会福祉協議会様、東海有機(株)

いろいろとご協力、ご支援ありがとうございました。

毎週木曜日の夜6時30分から、「お話し会」を行っております。どなたでも参加できますのでどうぞお気軽にお越し下さい。

編集後記

 そうか。私は、人間関係や社会生活のスキルが未熟だったんだ。だからここで生活してるんだ。本来こうするべきだったんだ。私は道を間違えてたんだ。みじめになっちゃったな。

兵藤なつき

 寒い日が続きます。外で水仕事をしていると、地面に落ちた水がいっぽうから凍っていきます。皆様、風邪やインフルエンザにはくれぐれもご注意を。厳しい冬を元気に乗り越えましょう!

伊藤 剛

 会長が亡くなったあとの寂しさを乗り越えて、ブリリアント全員一丸となって頑張っております。皆様どうぞご安心ください。

内田里枝
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